ちょっと変わったワインで、先取り感を演出。「オレンジワイン」知ってます?
日本でも昔から「飲みニケーション」などと称して、仕事相手・仲間とお酒の席をともにすることって多いですよね?
それは世界中でも同じこと。
ビジネスシーンでは、アートや音楽とともに「ワイン」が社交の話題としてよく使われるんだとか。国籍や年齢に関係なく共通の話題になりやすいので、商談の前に相手と打ち解ける“世間話”にももってこいなんですって。
また、そうしたコミュニケーションツールとしての面だけでなく、ワインの話は土地や歴史、文化や経済にも関連するため、自身の「教養」を身に着けることもできるんだそうですよ。
え?ワインの色? 赤、白、ロゼ・・・まぁ常識でしょ?
・・・なんて思ってる、そこのあなた!
近頃ワイン界隈で話題になっているのが、「オレンジワイン」なんです。
どんなワインか知ってます?
この「オレンジワイン」、一言であらわすと「白ブドウを使って、赤ワインの製法で作られるワイン」のことなのですが、製造過程で皮や種を一緒に発酵させると鮮やかなオレンジ色になることから、その名がついたんだそう。(※なのでお店によって「白ワイン」に分類されています)
このオレンジワインは“第4のワイン”とも呼ばれ、欧州を中心とした海外で特に注目を集めているんですよ。そして日本でも最近、甲州ワインで有名な山梨県をはじめ、オレンジワインづくりに取り組む生産者が急増しているんだそうです。
肝心の味はというと「赤と白の中間」との声も聞こえるものの、まだまだ一般的といえる製法が確立されていないため、ワイン愛好家の間でもその評価はさまざま。
オレンジワイン自体は「ワイン発祥の地」とも言われるジョージアで伝統的に作られてきた歴史を持つのですが、独特のクセをもつ味わいから赤・白ワインに比べて長らくマイナーな存在でした。
それが、エコロジーやフードロスへの関心が高い欧州を中心に近年注目され始め、「ナチュラルワイン」愛好家をはじめ多くの人々に楽しまれるように。一般市場で見かけるようになったのも、つい最近の話なのだといいいます。
今や世界中の生産者がその製法を学び、続々と新たな味わいを産み出している過程だからこそ、
「オレンジワインを味わうことは“今”を味わうこと」
・・・そう言えるかもしれません。
なかでも注目なのは
山梨県「ココ・ファーム・ワイナリー」の『甲州F.O.S.』
(リンクは2015年の旧ヴィンテージものです)
なんと日本製!
JAL国際線のファーストクラス機内でも採用された逸品ですぞ。
いつものワインに少し飽きてしまったら、一足早く話題の波に乗り、
自分好みのオレンジワインを探してみては?
まだまだ知らない人も多いようですから、明日の商談前にこのネタ使ってみてくださいね。
『ヒットの潮流』班
当サイト『ダンラク』の運営会社・株式会社ダンク内のトレンドリサーチチーム
ライター。俳優や放送作家、ラジオパーソナリティ(かわさきFM『平成POPオヤジーズ』放送中)としても活動。